2013/08/06
【編集・執筆】逆転裁判5 公式コンプリートガイド
8月8日に発売予定の『逆転裁判5 公式コンプリートガイド』のお手伝いをしました。今回は資料の下調べ、2章全般、小ネタの迷走法廷の構成を担当いたしました。逆転裁判シリーズの攻略本を担当するの初めてですが、もともと楽しんでプレイしていたので、すんなりと入っていけました。とくに今作ではシリーズ1〜3の主役・成歩堂くんの復活もあって、力も入りました。
また、3Dになったことで、従来以上に多様な表現・表情がなされていたのがよかったです。パッと見だと書き起こしのイラストかと思ったら、3Dモデルからの絵だったりして、元々の素材のクオリティが相当高いのですね。
登場人物に関しても、アクの強い(強すぎる)キャラクターは健在。というか、これまで以上でした。ちょっとした事情で投獄されている夕神検事のキャラクターなんて、テストプレイの最初の2時間でガッツリとハートをつかまれました。打ち合わせからの帰りの段階で「宵越しの罰は下さねえ」という名台詞を反芻しながら西武新宿線に乗ったことを白状しておきます。
さて、いつも通りならガッツリと最後まで全体的に絡むのですが、今回に限っては6月末からツール・ド・フランスの仕事とタイミングがバッティングするため、担当ページの著者校段階でDNF(Did Not Finish: 途中離脱)することになりました。
初校や念校など最後まできっちり関われなかったのが心残りです。もう少し、いろんなネタをつっこんでみたかったのも正直なところです。とはいえ、あまり関与できなかった割には、作業時間で費やしたのはトータルで210時間ほど。部分担当でこのボリュームなので、トータルでかかわると400〜500時間は軽く越えていたと思います。
それだけの密度が詰まった作品でありました。セリフのひとつひとつが素晴らしいので、プレイするときには積極的に間違えて、キャラクターを多面的に楽しむのも、この作品の味わいかたのひとつだと思います(という方向性のひとつとして、迷走裁判を構成したのでした)。
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