2014/06/16

マイヤー「シーズン後半に向けて仕切り直しの勝利」/【翻訳】ツール・ド・スイス2014 第2ステージ 選手コメント

http://www.greenedgecycling.com/news/cameron-meyer-earns-hard-fought-victory-



【雑感】ドーフィネに夢中で、あんまり見てないのですが :) 策士マイヤーさんのコメントをお楽しみください。トラック出身だけあって、駆け引きはうまいですよねえ。

●ステージ優勝のキャメロン・マイヤー(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)

自分にとっては価値ある1勝だ。この前のジロは、今シーズン前半の最大の個人的な目標だった。チームタイムトライアルでチームメイトたちとステージ優勝できたのは素晴らしかった。だけど、個人的にはそれ以降が下り坂だった。病気になったし、落車もしたし、最終的にはリタイアしてしまった。その逆境からしっかり立ち直って、シーズン後半に力強く復帰しようと思っていた。今日の優勝は、その仕切り直しとしては最高だ。

最後の山岳では少し苦しかった。脚の調子も良くなかった。でも、先頭との差が1分半以内なら、前の2人のところまで独走すれば、追いつけると思った。そうなれば、自分にもステージ優勝の可能性はあると思っていた。そこまで頭の中でシミュレーションして、全力で走って、残り10キロで先頭の2人に追いつくことができた。

(終盤は)実際にはスティーヴンズ監督の言葉を実行しただけだ。数分ほど体力が回復するのを待ってから、他の2名とローテーションを始めた。そうやって彼らと一緒にローテーションしたのは、集団が迫ってきていて吸収されたくなかったからだ。最後に思い切り踏み込んだのはステージ優勝を狙ってのものだったけど、集団に差を詰められないようにする意味も大きかった。

小集団での競り合いでは、後方から交わしたほうが勝利しやすい。だから3番手の位置に付きたかった。自分以外の2人は、ぼくが山岳で落ちたこともあって疲労していると考えたようだ。そう思わせることができてラッキーだった。彼らは、ぼくのことは見もせずに、お互いに牽制しあっていて、完璧なシチュエーションだった。

彼らは早めにスプリントを始めた。でも、ぼくは待った。そして、残り150メートルでスプリントを開始して、フィニッシュラインの前で2人を抜き去った。

出典:http://www.greenedgecycling.com/news/cameron-meyer-earns-hard-fought-victory-

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