【覚書】お疲れさまでした! 21日間(実質20日間)のジロもようやく昨日で終了です。今期は本命となるウィギンズのリタイアしてしまい、ニーバリの一人勝ちといった状況でしたね。本人的にもしっかり走っただけと述べてますが、それほど気負うこともなく、リラックスしつつ、いい意味で緊張して走った感じでした。終盤の2連勝はほんとにすごかったです。
また、記憶に残るのが第20ステージのゴール前のコロンビア人トレインです。このジロはウランといい、ベタンクールといい、コロンビア出身の選手が活躍が目立ちました。グランツールで総合優勝を手にする日も、本当に遠くなさそうです。
で、今日のコメントの覚書ですが、ウランは取れませんでした。そのかわり、ガルゼッリのコメントを拾ってきております。2000年のジロ・デ・イタリアの覇者が総合108位という成績を最後に現役生活を引退します。公式サイトの締めの言葉が「正しい行動をしてきた」とあります。これ、たぶん暗にディルーカのような去り方ではないと言いたいのかなと思いました。
ともあれ、ディルーカとガルゼッリが去ると同時に、ニーバリを始めとするイタリア勢の大活躍が今期のジロ・デ・イタリアの特徴でした。「イタリア自転車界の再生」とニーバリが述べるのもわかります。今年、あれだけ沿道の観客が多かったのも、自転車王国イタリアの復活をひそかに望んでいた人々が多かったんでしょうね。
なんだかんだでおもしろいジロでした。えーと、世界最強のレースがツール・ド・フランスなら、世界最良のレースがジロ・デ・イタリアだと思います。あと、世界でもっともデタラメなレースだと思います。オーガナイザーもデタラメだけど、天気もデタラメです。それを受け入れるのが素晴らしいですね。
あと、個人的には、今期はちょうど入稿と校了が重なっていたので、第1週の途中からの参戦となりました。今までは仕事を終わらせてみるとかやっていたのですが、さすがに無理だったのでソニーのブルーレイレコーダーからDTCP-IP経由で、仕事部屋のPS3につないで見ておりました。えーと、PS3は仕事用ですよ、念のため。PS3を仕事で使っているときは、iPhoneかNexus 7のTwonkey Beamでブルーレイレコーダーに接続して見ておりました。テクノロジーってありがたいです :)
2013/05/27
【翻訳】ジロ・デ・イタリア2012 第21ステージ 選手コメント[cyclowired]
【翻訳】ジロ・デ・イタリア2012 第20ステージ 選手コメント[cyclowired]
【覚書】エヴァンス曰く、第19ステージのキャンセルによる思わぬ休養日の効果として、選手の脚がフレッシュになり、結果として意外にハードなレースとなったようです。それから果敢に攻めたピラッツィですが、良い所を見せようという欲目もあった感じでした。
第19ステージの見どころはニーバリがしっかり王者の風格を見せようとしたところでしょうか。それから、新人賞争いですね。ベタンクールがよくがんばりましたね。2秒差を追い抜いて、40秒差に逆転しました。
2013/05/24
【翻訳】ジロ・デ・イタリア2012 第18ステージ 選手コメント[cyclowired]
【覚書】昨日のぼんやりとした新人賞争い予想が、ぼんやりとあたった感じになりましたね。ようやく念願のステージ優勝を手にして堂々と総合リーダーである身の証をたてたニーバリ。昨日は本当にキレキレでした。そして、エヴァンスがあそこまで調子が悪いとは。実は、この数年、エヴァンスは個人タイムトライアルについては、けっこう波があるように思えます。
それとエヴァンスが失速したことで、10秒差に近づいたウラン。そして、ひたひたと迫り来るランプレメリダの地獄兄弟スカルポーニ&ニエミエツ。その後に続くのがマイカと、けっこう良い感じに総合の役者が揃ってきました。実質的に2〜7位が2分差程度なので、この数日の山岳ステージで表彰台の顔ぶれが大きく変わる可能性もありますね。
2013/05/23
【翻訳】ジロ・デ・イタリア2012 第17ステージ 選手コメント[cyclowired]
【覚書】そろそろウランのコメントが欲しいのですが、なかなか出ませんなー。スカイの壁厚い。口も硬い。あと、2位なのにガッツポーズしたラムナス・ナヴァルダスカス(リトアニア、ガーミン・シャープ)のコメントも探しましたが、公式系にはないので割愛しております。残念。3位のルーカ・メスゲツ(スロベニア、アルゴス・シマノ)もコメント取れず。同じく。
一方、ステージ3連勝で快進撃を遂げるモビスターですが、この絶好調ぶりを昨日までは「モビスター・フェスティバル」と称しておりました。本日は「Insatiable Movistar(飽くことを知らないモビスター)」となっております。うれしいことの反面、これ以上幸運が続くと怖いことがあるんじゃないかと思っているのかもしれませんね。これであと1勝すると、また調子に乗ったりしそうですが。
あと、このコメントのリードでも触れましたが、ポイント賞・新人賞ともに、次点の選手と僅差なのが今後の見どころのひとつにです。
ポイント賞は、4ポイント差でカヴにエヴァンスが追っています。山岳にスプリントポイントがあるだけに、カヴはそれほど大きく差をつけにくい状態にあります。昨日の第17ステージで結果を出せていたら、少しは余裕が出たと思うのですが。ただ、カヴのこれまでのコメントを見ると、やはり最終日のほうを優先していたようです。ポイント賞については最後までハラハラしそうです。
新人賞は、カルロスアルベルト・ベタンクール(コロンビア、アージェードゥーゼル)をラファル・マイカ(ポーランド、サクソ・ティンコフ)が追うかたちですが、わずか5秒差です。ボーナスポイントでひっくり返りそうな気もするのですが…というか、これこそ第18ステージの個人TTで決まってしまうかもしれません。こちらも要チェックです。
【追記】ついでに、ベタンクールとマイカのどちらが有利なのかを調べてみました。参考にしたのは、ProCyclingStatsのデータです。それぞれのデータは下記を参照。
- Carlos Alberto Betancur Gomez
http://www.procyclingstats.com/rider.php?=&id=139556&season=2013 - Rafal Majka
http://www.procyclingstats.com/rider.php?=&id=140509&season=2013
ざっくり見るとマイカはITTのステージで1位になっていたりして、けっこう得意に見えます。また、この前のジロでのITTの成績もマイカのほうが上位でした。ただ、ベタンクールも頭がおかしいコースレイアウトで(俺的に)定評あるバスク一周のITTで8位に入っていたりと、けっこうな好成績だったりします。
ベタンクールはITTは得意とするほどでもないけど、苦手ではなさそう。それと山岳はけっこう強そうです。てことで、今回は山岳タイムトライアルということもあり、ほんとに五分五分で、ややマイカが有利かもという感じです。
簡単にいうと、結論として「わからない」になってしまいました。
2013/05/22
【翻訳】ジロ・デ・イタリア2012 第16ステージ 選手コメント[cyclowired]
【覚書】えーっと、なんか不気味にランプレ・メリダのふたりが忍び寄ってきているので、ちょっと取り上げました。ウランのコメントが少ないのはスカイ公式もジロ公式もウランのコメントがなくて、DSからの当たり障りのないコメントなので、それだったらほかの選手を……という面も多いです(選手だったら当たり障りのないコメントも入れますw)。
あと、今回はちょっと長めです。カヴの誕生日を紹介したかったってのもあります(緩いジロもそろそろ楽しみたいですからね)。あと、インチャウスティのガッツポーズは、亡きチームメイト・トンドへのものですが、これはジロ公式では言及してなかったので、チーム公式のほうから引っ張ってきました。チーム公式のインチャウスティのコメントはいくつか割愛してるのですが、これはジロのほうと内容が重複していたからです。
繰り返しますが、やはり個人的に楽しみなのはランプレの腹芸ができるふたりですね。曲者っぽくて素晴らしいです。ランプレは今大会、毎ステージごとにしっかりとコメントを出しております。数年前とは大違いで助かります。
2013/05/20
【翻訳】ジロ・デ・イタリア2012 第15ステージ 選手コメント[cyclowired]
【覚書】第15ステージの選手コメントです。パンターニモニュメントのあるガリビエのゴールを制したのはヴィスコンティでした。第15ステージでは新人賞争いもおもしろかったですね。ステージ2位に入ったカルロスアルベルト・ベタンクール(コロンビア、アージェードゥーゼル)がボーナスタイムもあって、ステージ4位のラファル・マイカ(ポーランド、サクソ・ティンコフ)から新人賞ジャージを奪いました。
ベタンクールのコメントがやや歯切れが悪いのは、ポッツォヴィーヴォのアシスト役だからですね。それでもポッツォヴィーヴォは20位以内には入っていますが。
また、ステージ3位に入ったプリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ランプレ・メリダ)もひそかに総合6位につけております。総合5位はミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ランプレ・メリダ)ですから、総合5位・6位とランプレなわけで、チームとしてはあと少しで表彰台に届くのでなんとしても狙いたいでしょうね。総合優勝争いもありますが、ここにきて表彰台争いもけっこう熾烈になりそうな感じです。
2013/05/19
【翻訳】ジロ・デ・イタリア2012 第14ステージ 選手コメント[cyclowired]
【覚書】荒天によりセストリエーレ峠を迂回するコースとなっため、第14ステージの全長は156kmから182kmへと延長されました。が、同じく荒天により現地でのバイクカメラによるライブ映像に不具合が生じ、放送される映像はゴール前350mの固定カメラからのみです。つまり視聴できたのは、全行程の0.19%となったわけです。改めて数字にすると笑えますな。
なんとも残念だったのは、ソニー・コルブレッリ(イタリア、バルディアーニヴァルヴォーレ・CSFイノックス)ですね。最後の山岳で飛び出したものおの、残り500mでサンタンブロジオとニーバリに捕まってしまったのです。あと150m粘れば、全世界に映像が流れたのに! 残念!
2013/05/18
【翻訳】ジロ・デ・イタリア2012 第13ステージ 選手コメント[cyclowired]
【覚書】昨日に引き続いてのカヴの勝利となりました。最長ステージということもあって、カヴ本人は乗り気ではなかったみたいですね。ただ、残り少ないスプリントステージなのでチームオーダーとして取りに行ったのでしょう(というか、スプリントで勝たないとOPQSは参戦した意味もないですし)。
ウィギンズとヘジダルという二大優勝候補が13ステージを前にリタイアしたのですが、他の総合候補からのコメントはあまり出ておりません。ヘジダルのコメントもオフィシャルでは出ておりません。そのぶん、ウィギンズがしっかりと次のツールへの意欲を見せております。しばらく静養して、その後ツール・ド・スイスか
2013/05/17
【翻訳】ジロ・デ・イタリア2012 第12ステージ 選手コメント[cyclowired]
【覚書】カヴ、通算100勝なんですってよ、奥様。ゴールシーンでは疲労困憊で、片手をあげるのがやっとという感じでした。表彰式ではいたって現金で、100勝Tシャツをしっかり宣伝しております。下記のOPQSショップで買えます。
それから絶不調のウィゴ。スカイのブレイルスフォード監督のコメントはレース直後のものとしばらくたってからのものの2つが一緒になっています。訳文原稿には出典を記したのですが、編集時にカットされたようです。ともあれ直後には「鎖骨骨折の痛みが〜」と言っていたのが、しばらくたって「肺感染症が〜」とコメント内容が変わっており、現場での混乱ぶりが予想されます。
また、スカイも2011年のツール撤退がかなりトラウマになっているようなコメントです。ただ、今回はチーム総合成績で首位にいることと、ウラン選手が総合3位につけていることで、かなり余裕があるようです。チーム総合を狙うか、ウランで総合を狙うか、どっちを狙うのでしょうかね。
【翻訳】ジロ・デ・イタリア2012 第9ステージ 選手コメント[cyclowired]
【覚書】休養日前の山岳ステージということもあり、大逃げもしくは爆笑ネタがあるかと思っていたら、後者でございました。ピラッツィはいい役者になれると思いますよ!
【翻訳】ジロ・デ・イタリア2012 第8ステージ 選手コメント[cyclowired]
【覚書】ホットシートで待機し、ときおりカメラに抜かれるダウセットの表情がなんともいえませんでしたね。ウィギンズは絶不調だったものの、やはりTT巧者だけあって大きく盛り返しました。