第6ステージ、終了。終盤のゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)の落車はハラハラしました。総合争いから脱落したものの、なんとか無事にゴールしたようでなによりです。第6ステージで印象に残ったのはルイ・コスタ(ポルトガル、チーム・モビスター)の悔しそうな要素。優勝を狙いにいったものの取れずに2位。今期5度目の2位だそうで、アルカンシェルの呪いなのでしょうか。とはいえ、14秒差で総合2位に付けております。ベタンクールのメカトラ一発で逆転できるタイム差なので、気は抜けないのでしょうね。あと、総合3位に26秒差でつけているゼネク・スティバル(チェコ、オメガファーマ・クイックステップ)。シクロクロスの世界チャンピオンながらも、ロードでもここまでの成績を出すのですね。ジルベールをかわしてゴールした記憶もありますし、今年は調子が良いようです。パンチャー的な活躍が期待できそうですね。
ステージ1位:トムイェルテ・スラグテル(オランダ、ガーミン・シャープ)
昨日はスタートのときはすごく調子がよかったけど、ゴールするときにはなにもかも失なっていた。今日、ステージ優勝できので最大限の挽回ができたと思う。このパリ〜ニースは自分にとって、ものすごく大きな存在になっている。昨年、ツアー・ダウン・アンダーで優勝したとき以上の大きな天啓になっている。今後に向けて大きなモチベーションになったのは明らかだ。
1年前にアンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ)が、このレースで優勝したときの状況に少し似ていると思う。今後の予定は、クラシックレースとバスク一周に出てからジロが控えている。とても長くてタフなスケジュールだ。
コメント出典 http://www.letour.fr/paris-nice/2014/us/stage-7/news/int/slagter-the-best-possible-revenge.html
総合1位・新人賞のカルロスアルベルト・ベタンクール(コロンビア、AG2Rラモンディアール)
チームとしてもタフな1日だった。チームに対して、かなりのプレッシャーもあったけど、全体としてしっかりとアシストしてくれた。とくに最後の1キロでは、緊張感が最も高まっていたけど、素晴らしいアシストをしてもらえた。
明日もまだまだ警戒が必要だ。タイム差があまりない選手も残っている。総合優勝にかなり近づいたものの、まだ夢でしかない。このレース、世界サイダ規模のレースで優勝できたら、ものすごい満足感が得られると思う。
コメント出典 http://www.letour.fr/paris-nice/2014/us/stage-7/news/int/carlos-betancur-still-a-dream.html
リザルト
- ステージ1位:トムイェルテ・スラグテル(オランダ、ガーミン・シャープ)
- 総合1位:カルロスアルベルト・ベタンクール(コロンビア、AG2Rラモンディアール)
- ポイント賞:ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、ジャイアント・シマノ)
- 山岳賞:ピム・リヒハルト(オランダ、ロットベリソル)
- 新人賞:カルロスアルベルト・ベタンクール(コロンビア、AG2Rラモンディアール)
- チーム総合成績:チーム・モビスター