2014/03/17

【翻訳】パリ〜ニース2014 第8ステージ 選手コメント

http://www.letour.fr/paris-nice/2014/fr/etape-8.html



ということで、太陽へのレース「パリ〜ニース」、終わりました! 最後の最後でルイ・コスタが落車するというハプニングがありましたが、なんとか無事でゴール。ルイ・コスタは逆転優勝はできなかったものの、見事に総合2位。表彰台にはコロンビア人のベタンクールが登りました。でもって、総合1位がマイヨ・ジョーヌ、総合2位がアルカンシェル、総合3位がフランスのナショナルチャンピオンジャージという、フランス人のRRファンならヨダレもが出そうな豪華なジャージそろい踏みでしたね! 同時開催中のティレノ〜アドリアティコでは、コロンビア出身のキンタナも活躍しているし、今年もコロンビア人ライダーが一波乱起こしそうです。ティレノもおもしろいですが、春の到来を告げる、来週の“ラ・プリマヴェッラ”の名前を持つミラノ〜サンレモも楽しみですね。


●ステージ1位:アルテュール・ヴィショ(フランス、FDJ.fr)

この三色旗の(フランス・チャピオンの)ジャージを着用してから、初めてのステージ優勝だ。このパリ〜ニースのクイーンステージだったので、とても感慨深い。このパリ〜ニースのコースプロファイルは自分も総合に絡めそうだったので、今回はエースとして参加することになった。今日のすごいステージを走り終えたときに表彰台に立てたのは、ほんとに素晴らしかった。

これからはクラシックレースに集中するつもりで、すぐに来週のミラノ〜サンレモになる。今回のコースはスプリンター勢が有利になるように変わってしまっている。

自分自身はステージレースのスペシャリストに変わったつもりはない。他のステージレースだと、タイムトライアルや山岳ステージの連戦があるので、自分にとってはかなりハードだ。だけど、この調子の良さを維持してアルデンヌ三連戦に挑みたい。あのレースはとても好きだから。

コメント出典 http://www.letour.fr/paris-nice/2014/us/stage-8/news/int/arthur-vichot-great-to-win-the-queen-stage.html


●総合1位・新人賞のカルロスアルベルト・ベタンクール(コロンビア、AG2Rラモンディアール)

こんな素晴らしいレースで総合優勝できて、とても名誉に思う。そして、コロンビア人のサイクリストが復活したことも示せた。ジロ・デ・イタリアで総合5位になったことも誇らしいが、今回の総合優勝の価値はそれ以上だ。大勢の優秀な選手たちが競い合う大きなレースで優勝できたこととは、本当に重要だ。同時にAG2Rというチームの強さも証明できた。

昨年はカタルーニャ一周から、シーズンをスタートした。今年は少し早めにシーズンをスタートして、そのおかげでクラシックレースを前にして、本気でモチベーションを高めることができた。今シーズンの最大の課題はツール・ド・フランスだ。大きなことをやりとげないと思っている。

コメント出典 http://www.letour.fr/paris-nice/2014/us/stage-8/news/int/carlos-betancur-a-great-honour.html


●パリ〜ニースで仏チームが23年ぶりに優勝したことを喜ぶヴァンサン・ラヴニュ監督(フランス、AG2Rラモンディアール)

このチームが結成したのも23年前だ。これまでに、このチームはドーフィネで2回総合優勝したが、パリ〜ニースでは総合2位か総合3位だった。ようやく総合優勝できた。レーススケジュールのなかでも最大規模のステージレースで総合優勝できて、とてつもない満足感がある。この優勝で、われわれのチームが国際的な実力を持っていることをしっかり示すこともできた。

最初は、このパリ〜ニースでは、ジャンクリストフ・ペロー(フランス)をエースにするつもりだった。しかし、タイムトライアルがないことに気づいて、カルロス(ベタンクール)をエースに決めた。今回なら彼もタイムトライアルでタイム差を失なうことがないはずだからだ。彼は、これで素晴らしいキャリアの出発点に立った。彼はワンデーレースやグランツールでも活躍する才能があると思う。

コメント出典 http://www.letour.fr/paris-nice/2014/us/stage-8/news/int/carlos-betancur-a-great-honour.html


リザルト
  • ステージ1位:アルテュール・ヴィショ(フランス、FDJ.fr)
  • 総合1位:カルロスアルベルト・ベタンクール(コロンビア、AG2Rラモンディアール)
  • ポイント賞:ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、ジャイアント・シマノ)
  • 山岳賞:ピム・リヒハルト(オランダ、ロットベリソル)
  • 新人賞:カルロスアルベルト・ベタンクール(コロンビア、AG2Rラモンディアール)
  • チーム総合成績:チーム・モビスター

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