3/4開催の第4ステージはナルニ〜プラーティ・ディ・ティーボの173キロの区間。ステージを制したのはクリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)。ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ)が総合1位を獲得し、新人賞をキープした。ヴィンツェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)やアルベルト・コンタドール(スペイン、サクソ・ティンコフ)も総合上位に迫っている。
●ステージ優勝したクリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)
勝利できて満足している。今日は、ぼくたちにとって本当に良い日だった。最終的には、自力で風のなかを1キロ進むことになったけど、本当にゆりかごみたいに快適に走れた。山岳の登りでは、リゴベルト・ウランやセルジオルイス・エナオモントーヤ、ダリオダヴィデ・チオーニといった選手と一緒にいたので、ニーバリやコンタドールがアタックしたときに、彼らに牽いてもらうことができて、とても快適だった。
山頂付近では全員が疲れ切っているしていると思っていた。最後の1キロは、ぼくの余力も少ししかなくて、今日1日チームメイトが仕事をしてくれた分だけ、わずかに余裕があった。
今後は熾烈なレースになるだろう。ミカル・クヴィアトコウスキーが総合リーダーなのは驚くかもしれないけど、彼は自分が好調で、総合リーダーの座に付くのにふさわしいことを、しっかりと証明している。彼から奪い取るのは難しそうだが、あせらずにじっくりと(総合1位を)獲得するつもりだ。できるだけのことはやる。
パリ〜ニース組が(第5ステージでリッチー・ポルトの優勝で)結果を出した瞬間に、こっち側のチームもとても勢いがついた。ものすごく活気づいて、ぼくもやらなきゃと思った。本当にすごい感情がわき起こって、士気が高まった。昨日のパリ〜ニースでしっかり仕事をした選手たちの映像を見て、ぼくたち全員のモチベーションも高まった。それで、今日は結果を出せた。
コメント出典
http://www.teamsky.com/article/0,27290,28563_8552283,00.html
●総合1位・新人賞のミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ)
ティレノ〜アドリアティコは、今シーズン序盤の目標のひとつだった。でも、今日リーダージャージを着るなんてことは想像してなかった。
ここにはコンタドールやフルーム、ニーバリといった蒼々たるチャンピオンたちがいる。今日まで彼らと並ぶことになるなんて信じられなかった。でも、チームメイトたちが第1ステージから今日まで素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、自分自身を信じられたし、最後の登りでベストを尽くして、ぼくたちのチームのためにリーダージャージをキープすることができた。
明日は、かなりハードなステージになる。今日までは、すべてがうまく行っていた。
ぼくが何を期待されているかはわからない。でも、ベストを尽くして、このジャージをキープしてみようと思う。チームメイトたちもかなりアシストしてくれるだろうから、明日、あるいは明後日は、それほどタイムを失わなくて済むと思う。今回のぼくの目標は、新人賞の白いジャージだ。ぼくの専門はタイムトライアルなので、最終日には数秒ほど稼ぎたいと思う。強力な選手が大勢いるけど、自分たちの目標を達成するまでは、できるだけベストを尽くすつもりだ。
コメント出典
http://www.omegapharma-quickstep.com/en/news/show/tirreno-adriatico-stage-4-kwiatkowski-takes-maglia-azzurra-on-prati-di-tivo/1109
- ティレノ〜アドリアティコ2013 第4ステージリザルト
- ステージ優勝:クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング)
- 総合1位:ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ) 16.04'59
- 総合2位:クリス・フルーム(イギリス、スカイプロサイクリング) + 0'04
- 総合3位:ヴィンツェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ) + 0'16
- 山岳賞:フランチェスコ・ファイッリ(イタリア、ヴィーニファンティーニ)
- ポイント賞:マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファルマ・クイックステップ)
- 新人賞:ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ)
▼本日の「いいのかそれで」:笑う大天使(ミカエル) (第1巻) (白泉社文庫)