●優勝したゲラルド・チオレック(ドイツ、MTNキュベカ)
本当に信じられない。teammtnqhubekaに感謝したい。言葉にならない……
コメント出典:本人のツイート(下記)
https://twitter.com/GeraldCiolek/status/313346568499650560
This is simply unbelievable! Thank you @teammtnqhubeka! I am speechless...
— Gerald Ciolekさん (@GeraldCiolek) 2013年3月17日
信じられない。ぼくたちが優勝するなんて信じられない。驚くべき一日だ。ぼくたちのチームは今回は単にワイルドカードでの参戦しただけだったけど、表彰台にトロフィーと共に立っていた。素晴らしい。ポッジオでは、すぐれた選手たちに付いていかざるを得ないだろうと読んでいた。そして、まったくその通りになった。
このチームを選んだとき、誰もがぼくが単なるプロ・コンチネンタル・チームに移籍する理由を不思議がって、信じてもらえなかった。このチームのコーチやスタッフは、とてもプロフェッショナルだ。選手たちのケアをここまで徹底するチームは見たことがなかった。このチームのために勝てて、うれしい。
コメント出典
http://www.teammtnqhubeka.com/?news=ciolek-wins-first-major-classic-milan-sanremo
●2位のペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)「両脚がもたなかった」
おそらく今日は、ぼくの日ではなかった。いろんなレースで勝ったり負けたりしているけど、いつもやってみないとわからない。今日は、ぼくの最初の目標でもある、クラシックシーズの初戦だった。自分なりの目標は達成できたし、次のレースに向けての良い兆しも掴めた。
今日は本当に奇妙なレースだった。ひどく寒かったし、雪や雨も降るし、それからバスでの移動もあった。チオレックが優勝したのは、本当に驚いた。でも、サンレモはこういうレースだ。優勝候補者が勝つと思っていたら、そうじゃない選手が勝ってしまう。ゴール近くでは、ぼくはカンチェラーラの動きに備えて、ぼくのほうが速いからと思っていた。集団のことは見くびっていた。それで早めにもがいたので、両脚にツケがまわった。スプリントするのが早過ぎたので、両脚がもたなかった。とてもガッカリしているけど、これも経験のうちだ。ミラノのような伝統あるクラシックで2位の成績は、悪くはない。
コメント出典
http://www.cannondaleprocycling.com/second-post-for-peter-sagan-at-milan-sanremo/
●3位のファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・レオパード)「誰もがヒーローだ」
奇妙なレースだった。補給ポイントに入る前には、リタイヤしようかと思うほど凍えていた。チームカーまで下がってグローブを交換したときに、チームカーからやる気をもらったので、走り続けることができた。
チームメイトたちの仕事はとても素晴らしかった。彼らは戦士だった。今日のレースをこんなに良い成績で終えられるとは思ってなかった。今日はイヤな瞬間が何度もあったけど、3位だったので満足している。本当に完走できたことに満足している。優勝したのはチオレックだけど、今日は誰もがヒーローだ。
本来のミラノ〜サンレモは昨日の練習のときにような太陽の光とともにスタートして、このサンレモに到着する。途中にチームバスで移動するために中断するなんてしない。だから、今日はおかしな日だと思う。このところ、たくさんのレースが雪のせいで中止になる経験をしている。今日は雪のせいでトルキーノまでチームバスで移動しなければならなかった。今日は何度もトラブルがあった。大きなトラブルは再スタート後にしっかりと補給できなかったことだ。チームバスのなかでは眠くて仕方なかったけど、寝ることは無理だった。今朝のミーティングで、チームのエースになることが決まったから、このレースを終えたかったからだ。今日は全員が素晴らしい仕事をしてくれた。家に戻ったら、全員が今日の勝者といってもいい。
コメント出典
http://www.radioshackleopardtrek.com/news/cancellara-everyone-hero-today
●4位のシルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ)「ワールドツアー1位に驚いている」
本当にハードなレースだった。とても展開が速かったし、中断して再スタートしたりで、本当に奇妙だった。今朝のスタート段階では、本当にやる気に満ちていたけど、再スタートのときにはやる気が下がっていた。でも、自転車にまたがったら、再びプレッシャーを感じて、すぐにやる気が出た。
今日は両脚の調子もすごく良かった。ただ、ポッジオの最後のところで、両脚が攣るトラブルがあった。そのせいでペダルを踏むのが本当に大変だった。でも、選手全員が同じようなトラブルを抱えているはずだと考えた。今日は誰もが限界まで追い込んで、これ以上は無理だというところまで来ていた。
ゴールでは少し早めにスプリントをスタートした。そのときは両脚はもうガス欠状態だった。それでもOKだ。4位に入れた。ミラノ〜サンレモでの優勝まであとわずかなところまで行って、勝てなかったのは、ほろ苦く感じる。少しがっかりはしているけど、同時にしっかり仕事できたとも感じている。先週までに、しっかり走りこんだことが結果に出ていることがわかった。それで満足だ。
それから、自分がワールドツアー・ランキングの1位なのも驚いた。とても素晴らしくて、興奮している。これは初めての経験だ。レースを終えてシャワーを浴びた後にでも、わずか1週間だろうけど世界1位の座にある悪くない気持ちを噛みしめたい。
自分のキャリアを考えて、現時点でここまで達成できたことに満足している。とても好調だし、自分の仕事と自転車に乗ることが好きだ。今後の予定としては、金曜日に次のワールドツアーレースであるE3プライス・ハレルベケに出場する予定だ。そこでもベストを尽くしたい。ぼくたちのチームは強力だし、次のレースで優勝できるようにチームとしてベストを尽くすつもりだ。
レースがニュートラルになっていたあいだは、ぼくは寝ていた。寝て快復しようとした。それから、今日は完走した選手たち全員が、ちょっとしたヒーローだと思う。今日のコンディションは本当に熾烈だった。しっかり完走できたことに満足している。
コメント出典
http://www.omegapharma-quickstep.com/en/news/show/milano-sanremo-chavanel-4th-after-playing-protagonist-despite-extreme-conditions-leads-worldtour/1122
●9位のマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)「チオレックはライバルのひとり」
寒かったけど、大丈夫だった。再スタートでもう一度同じ気持ちで自転車に乗るのは簡単じゃなかった。でも、これは一緒に走った選手全員が同じ気持ちだったはずだ。ぼくが走り続けられた理由は、ミラノ〜サンレモで優勝する可能性があったからだ。チームとして走り始めて、全員が全力を出した。ぼくはチームメイト全員からアシストしてもらった。シャヴァネルもアシストしてくれた。つまり、ぼくたちには前もって作戦を練っていた。結果として優勝には結びつかなかったけど、シャヴァネルを上位に送り込めただけでも満足だ。チオレックの優勝は驚きはしない。彼はU23の世界選手権でチャンピオンにもなっているし、有能なライバルのひとりとして認識している。今年、彼は見事に復活した。彼が優勝したレースの数は少ないけど、優勝するだけの資質はある。彼は本当にすごい選手だ。彼の勝利を祝福したい。
コメント出典
http://www.omegapharma-quickstep.com/en/news/show/milano-sanremo-chavanel-4th-after-playing-protagonist-despite-extreme-conditions-leads-worldtour/1122
レース雑感:コース途中でニュートラル扱いとなり、Jスポーツでの放送開始時間とチームバスでの移動時間が重なってしまうという不運。と、思いきや、その時間を利用して、ティレノ〜アドリアティコの全ステージハイライトを流してくれる粋なはからいがうれしかったのですよ。再スタートしたレースは残り20kmのボッジオあたりからが、やはり盛り上がりました。最後の最後の駆け引きもおもしろかったし、あまり表情を出さないサガンが悔しがるなど見物でありました。
- ミラノ〜サンレモ 2013 リザルト
- 1位:ゲラルド・チオレック(ドイツ、MTNキュベカ) 5:37:20
- 2位:ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング) ST
- 3位:ファビアン・カンチェラーラ(スイス、レディオシャック・レオパード) ST
- 4位:シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ) ST
- 5位:ルーカ・パオリーニ(イタリア、カチューシャ) ST
- 6位:イアン・スタナード(イギリス、スカイプロサイクリング) ST
- 7位:テイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシングチーム) ST
- 8位:アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ) + 0:00:14
- 9位:マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)
- 10位:ベルンハルト・アイゼル(オーストリア、スカイプロサイクリング)
▼本日のQhubeka:Qhubeka!