2013/03/18

【予習】Voltaことカタルーニャ一周のコースプロファイルが頭がおかしい件について

今日から始まるUCIワールドツアーのレース、VoltaことVolta Ciclista a Catalunya(カタルーニャ一周)を予習しようと公式サイトとかをチェックしていたら、コースプロファイルがあまりにアレすぎておかしかったので、この込み上げるおかしさを共有すべく、ここにご報告します。


第1ステージです。Calella → Calella 159 kmですが、レース開始直後の40kmにいきなり1級山岳の山頂となります。というか、いきなり登坂から始まることから、このレースの特質を彷彿とさせます。


第2ステージ。Girona → Banyolesの161 km。普通の山岳ステージの序盤といった感じです。ただし「s.i.」と「s.l.」の表記に注目して下さい。これ、たぶんポイントです。どうも平地にあったり下りにあったり、山岳への登り口にあったりします。第1ステージでもそうでした。気のせいじゃありません。


第3ステージ。Vidreres → Vallter 2000 (Setcases)の180 km。 前日が普通の山岳ステージの序盤と思って、気を抜くと3日めにして超級の上りゴールという修羅場を迎えます。山頂にポイントを儲ける気配りも忘れません。


第4ステージはLlanars (Vall de Camprodon) → Port Ainé (Pallars Sobirà-Rialp)の118 km。お、短いと思わせていますが、超級を越えて、超級上りゴールというプロファイル。80km地点にある2級山岳が、その前の1級山岳より標高が高いところにあるのも目が離せません。やっと越えたと思ったら「あとちょっとだけ続くんじゃ」みたいな感じでしょうか。


第5ステージ。Rialp → Lleidaの157 km。やっとまとな山岳ステージのコースプロファイル。前日までが熾烈なプロファイルだっただけに、まともになっただけで楽になったわけではないと思えます。が、たぶん、この日はスプリントステージになるんでしょうか。s.i.が下りに2箇所あるのが注目ポイントです。


第6ステージ。Almacelles → Vallsの179 km。最終ステージ前です。これも普通といえば普通なんですが、1級山岳の山頂は1000mあります。念のため。あと、各ステージに「Tour 100」のポイントがあります。これ、今年でツール・ド・フランスが100回記念大会になるのを記念しての特別賞ポイントだそうです。理由は後述。


第7ステージ。El Vendrell → Barcelonaの122 km。見てください! 最後の周回コースを3級山岳を8周するとか頭おかしいですよ、カテジナさん!! 締めに相応しいコースプロファイルだと思います。


以上がコースプロファイルで、まさに山山山山山山山……といったステージレースです。参戦するホアキンが意欲を見せているのも理解できます。あと、なにげバルベルデ師匠もいたり、ウィギンズもいたりで、けっこうおもしろいステージレースになりそうです。

前述した「Tour 100賞」ですが、カタルーニャ一周は世界で三番目に古いレースだそうです。今年はツール・ド・フランスが100回大会、ジロ・デ・イタリアが96回大会、このカタルーニャ一周が93回大会とのこと。同じ古株のレースとして、ツールに敬意を表してとのこと。なんとなく上から目線……。

参加チームの紹介に公式サイトのリンクを貼ろうと思ってチェックしたら、公式サイトが落ちておりますな。さすがカタルーニャw steephill.tvさんの特集ページが手際よくまとまっているのでリンクを貼っておきます。スタートリストなどのご参考にどうぞ。

参考ポインタ

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