今大会最長のマノスク〜ニース間220キロで開催された第6ステージ。ゴールスプリントを制したのは、パリ〜ニース通算3勝目となるシルヴァン・シャヴァネル(フランス、メガファーマ・クイックステップ)。総合1位はリッチー・ポルト(オーストラリア、スカイプロサイクリング)が守った。
●ステージ優勝のシルヴァン・シャヴァネル(フランス、メガファーマ・クイックステップ)「愉快なサプライズだ」
——あなたがスプリンターだとは思いませんでした。
スプリントには自信があった。今の自分がその第1段階にあることは分かる。でも、ピュア・スプリンターとは言えないけど。それでもすごかった。向かい風だったけど、パニックにはならなかった。とても驚いている。パリ〜ニースの終了前に、こういうふうに勝てた日はこれで2回目だ。今大会は、ずっと調子がいい。今朝は小集団でのゴールスプリントになるだろうと思っていたけど、勝てるとは考えてなかった。
——自分自身でも驚いている?
愉快なサプライズだ。パリ〜ニースが始まったときは絶好調ではなkったけど、日ごとによくなってきた。毎日、強くなっていることを感じる。レースが続くかぎり、そうなって欲しい。
——最終日のタイムトライアルについて。
明日は全力で、ベストを尽くす。登坂だけど、がんばってみる。トップ10に入れればいい。そうできると思っている。
コメント出典
http://www.letour.fr/paris-nice/2013/us/stage-6/news/int/sylvain-chavanel-a-pleasant-surprise.html
http://www.letour.fr/paris-nice/2013/us/stage-6/news/int/sylvain-chavanel-a-pleasant-surprise.html
●総合1位のリッチー・ポルト(オーストラリア、スカイプロサイクリング)「自信はある」
——今日は長く感じた?
前にもジロで総合1位の立場は経験したことがある。とてもストレスフルだった。でも、キリエンカとロペスガルシアが、素晴らしい仕事をしくれた。彼らを信じてる。本当に助かった。今日はスタートから、ぼくらのチームがしっかりレースをコントロールできたし、ぼくらがこの大会で強いチームであることを示せた。彼らのおかげで、ぼくの仕事はかなり楽になった。ぼくはサドルに座っているだけでよかったし、自分の前で走る2〜3名のチームメイトがレースをコントロールしてくれた。
——ナーバスになっている?
少しナーバスな状態がずっと続いている。220キロを越えるレースだから、悪くなる可能性のほうが高い。でも、自分たちのできることはやった。出来る限り、ベストなコンディションでニースに到着できたと思う。
——自信はある?
モナコに住んでいるからエズ峠はよく知っている。だから自信はある。昨日は、自分が山岳に向く脚があることを示せた。そして今回は山岳タイムトライアルだ。ぼくの背後にはTTが得意な選手がひしめきあっている。でも、総合2位の選手には32秒差を付けている。これは有利なポジションだと思う。
コメント出典
http://www.letour.fr/paris-nice/2013/us/stage-6/news/int/porte-i-have-to-be-confident.html
http://www.letour.fr/paris-nice/2013/us/stage-6/news/int/porte-i-have-to-be-confident.html
- パリ〜ニース2013 第6ステージリザルト
- ステージ優勝:シルヴァン・シャヴァネル(フランス、メガファーマ・クイックステップ)
- 総合1位:リッチー・ポルト(オーストラリア、スカイプロサイクリング)29h 40' 31''
- 総合2位:アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ)+ 00' 32''
- 総合3位:シルヴァン・シャヴァネル(フランス、メガファーマ・クイックステップ)+ 00' 42''
- ポイント賞:シルヴァン・シャヴァネル(フランス、メガファーマ・クイックステップ)
- 山岳賞:ヨハン・チョップ(スイス、IAMサイクリング)
- 新人賞:アンドリュー・タランスキー(アメリカ、ガーミン・シャープ)
- チーム総合:カチューシャ 89h 05' 04''
- ステージ109位/総合112位:別府史之
レース雑感:競り合って僅差でジルベールが決めたと思った瞬間に、横をさっとかわしてゴールを制したシャヴァネル△!でした。総合争いはタランスキーが 山岳TTでリッチー・ポルトの32秒差を、どう詰めるかになりましたね。最終日のステージに自信を持つタランスキーと、苦手ではないと言及するポルト。 32秒のタイム差だとポルトのほうが、やや有利かなあ。それから注目は表彰台争いもおもしろそうです。個人的にはティージェイじゃないかと思っているのだけど、総合トップ10付近には、久しぶりに好調なクレーデンがいたり、ジワジワとがんばっているニコラス・ロッシュがいたりします。明日の後半スタート組はかなりおもしろいことになりそうです。いよいよ最終日! あ、実は下に『ミモザの王子 [DVD] 』のリンクを貼ろうとして思いとどまったことを褒めてください。パッケージはご自分の目でお確かめ下さい(ホラー映画の予告風文言)。
▼本日の「いいのかそれで」:ミモザ