2014/06/15
マルティン「大きく差がついたのは下り」/【翻訳】ツール・ド・スイス2014 第1ステージ 選手コメント
【雑感】ドーフィネで忙しくて、そこまで見てませんが速報気味に。ツール・ド・スイスは公式サイトにコメントが掲載されないので、ステージ優勝した選手のチームに公式サイトにコメントがあれば、こちらにポストしていく感じにします。にしてもトニマルは強いですねえ。
●ステージ優勝・総合1位のトニ・マルティン(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ)
「大きく差がついたのは下り」
しっかりした戦略が必要だと思っていた。平坦部分で100パーセントの力を出し切ってしまうと、山岳での体力が足りなくなると考えたからだ。
第1中間計測ポイントでのタイムはローハン・デニス(オーストラリア、ガーミン・シャープ)に次いで2位だった。あの計測ポイントでは、体力をセーブしていたので、まだ余力があると信じていた。全力で走らないといけないとは思ったけど、同時に下りへの準備も必要だった。頂上に着いたときに全力を出し尽くしていると、下りのテクニカルなコースに必要な集中力を欠いてしまうからだ。だから、下りを意識して、山頂を通過の段階で体力を出しすぎないようにしていた。同時に下りの各カーブでは全力で踏むようにもしていた。
レース全体を通じて、かなり好調だったと思うけど、大きく差がついたのは下りだったのだと思う。愛車のSpecialized Shivのおかげで、下りで攻めるだけの自信があった。あのコースは、これまでのキャリアのなかでも最上級に難易度が高かった。コースの距離が短くても、こういったタイプのコースは舐めてかかってはダメだ。
これでツール・ド・スイスで通算3勝になる。こういうレースは大好きだし、よくオーガナイズされている。今大会では自分に向いたステージでは全力を尽くしたいと思う。次は第7ステージの個人タイムトライアルに向けてがんばりたい。全力を尽くして良い結果を出したい。あと、山岳ステージについても期待してほしい。
出典:http://www.omegapharma-quickstep.com/en/news/show/tour-de-suisse-prologue-martin-climbs-to-victory/1795