2014/06/14

フルーム「痛むけど骨に異常はない」/【翻訳】クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ2014 第6ステージ 選手コメント

http://www.letour.fr/criterium-du-dauphine/2014/us/stage-6/news.html



【雑感】放送開始時点で、すでに残り距離が40kmを切っていて、まったりと見てしまいました。最後はバケランツ、ヴェストラ、リヒハルトの3人の旧ヴァカンソレイユ組が互いの手の内を知ってるような牽制のしあいでおもしろかったですね。フルームの落車は心配ですが、骨には異常がなさそうで、ちょっと安心です。身体にダメージがなければ、土曜日・日曜日の最終決戦が盛り上がりで楽しみです。やっぱり、フルーム vs. コンタの力勝負って見たいですよね〜。


●ステージ優勝のヤン・バケランツ(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)
「自分には中級山岳が向いている」


最後のスプリントでは、ヴェストラ(オランダ、アスタナ)が進路を塞ごうとしているように思えて、あれはフェアじゃなかった。でも、すでに彼を追い抜く途中だったので、結果的に彼は道をあけて通してくれた。こういうフェアプレイには感謝したい。今日のような状況は、失望と歓喜の差は紙一重だ。ドーフィネでステージ優勝したことで、今年のシーズンは部分的には成功したことになる。

この2日間ともに決定的な逃げ集団にずっと入っていたけど、いつも道中で自分より強いチームメイトがいることに気づいていた。逃げに入り込むときは、あまりもがかずに入り込めている。今日は一日中ずっとスムーズにペダルを踏めたので、ヴェストラがアタックしたときにも脚は残っていた。2名の選手と一緒だったので、充分に警戒はしていた。ヴェストラとリヒハルト(オランダ、ロット・ベリソル)のことは、ヴァカンソレイユ時代にチームメイトだったから、みんなお互いによく知っている。ゴールでは本当に接戦だった。自分が中級山岳向けの選手だということを、しっかり証明できたと思う。

出典:http://www.letour.fr/criterium-du-dauphine/2014/us/stage-6/news/int/jan-bakelants-medium-mountain-stages-suit-me.html


●クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)
「痛むけど骨に異常はない」


落車をしてしまった。経緯はよくわからないけど、前輪が排水溝に落ちてしまった。痛みはあるけど、骨はどこも折れてない。包帯は必要だろうけど。でも、たいした問題じゃないよ。ぼくがトラブルに遭遇したとき、集団はペースを落としてくれた。ライバルたちに感謝したい。ティンコフ・サクソとアスタナが率先して、僕を待つようにと説得してくれた。彼らは、ぼくに充分な敬意を払ってくれて、素晴らしいスポーツマンシップを見せてくれた。

明日の朝にならなければ感触はわからないけど、難易度の高いステージになりそうだ。明日の山岳についてはよく知らないけど、ひとつだけわかることはゴールの段階で充分な脚を持った選手だけが勝てるということだ。ともかく、明日アタックするかどうかは、ぼくが決めることではない。

出典:http://www.letour.fr/criterium-du-dauphine/2014/us/stage-6/news/int/chris-froome-it-s-painful-but-nothing-is-broken.html


●山岳賞のアレッサンドロ・デマルキ(イタリア、キャノンデール)
「ささやかな夢がかなった」


山岳賞の水玉ジャージを着ることは、ぼくのささやかな夢だった。こんな体験は初めてのことだ。でも、山岳賞ジャージを着るのは、とても責任が重い。このジャージがフランス人にとって、どういう意味を持つかも知っている。

昨日のステージ(第5ステージ)で山岳賞を獲得できたのはうれしかったが、驚きでもあった。昨日のステージの目的はステージ優勝だったのだけど、脚がベストな状態ではなかったので、山岳賞争いを最優先に絞り込んだ。今週末はベストを尽くしたい。だけど、山岳ステージでは自分の身になにが起きるかが本当にわからない。

出典:http://www.letour.fr/criterium-du-dauphine/2014/us/stage-6/news/int/alessandro-de-marchi-171-it-s-a-small-dream-187.html


●新人賞・総合3位のウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ベルキン)
「まだまだ絶好調だ」


今日のステージは序盤からペースが速かった。でも、逃げはすぐに決まって、チームとしてはブラム・タンキンク(オランダ)を先頭に送り込めた。それでメイン集団は落ち着いた。もちろん、ゴール前になるとスピードは上がったけど、それでも一定ペースで走れて、脚の調子が良いことも実感した。

チームメイトたちのアシストもバッチリだった。彼らのおかげでメイン集団の前方に一ドルこともできた。ジロ・デ・イタリアを経てからの、この6日間のドーフィネを走ってきたけど、まだ絶好調だ。でも、明日の山岳は今週冒頭に経験したものよりも、さらに過酷なものになりそうだ。ぼくの目的はコンタドールとフルームに付いていくこと。それが実現できればうれしい。

出典:http://www.letour.fr/criterium-du-dauphine/2014/us/stage-6/news/int/wilco-kelderman-171-i-m-still-in-a-great-shape-187.html

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